お茶にはいろいろな種類があります。
みなさんがよく聞くなかでも、煎茶、玉露、ほうじ茶、玄米茶など、知ってるけれども実はよく違いがわかってない人も多いかもしれません。
なかでも、煎茶のパッケージによく印字されている深蒸し煎茶(ふかむしせんちゃ)とは一体なんのことなのかご存知でしょうか。
まず、深蒸し煎茶とは、種類で言いますと煎茶です。
煎茶を作る工程のなかで、茶葉を蒸す作業があります。この蒸す時間の長さで、呼称が変わってきます。通常の蒸し時間が30秒ほどのものを、60秒近く蒸すのが深蒸し煎茶といいます。文字通り、深く蒸すわけです。
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深蒸しにすることで何が変わるかと言いますと、一番大きく変わるのが味です。じっくり蒸すことで渋みが軽減され、口あたりがまろやかになります。ご家庭でお茶を味わう際に、使用される水や温度など環境がそれぞれ異なります。深蒸し茶はこれらの異なる状況に比較的左右されることなく、一定の美味しさが抽出できることから近年幅広く広まった蒸し方です。
狭山茶では、深蒸しのなかでも少し短めの蒸し時間にすることにより、お茶本来の旨味を最大限引き出す工夫を各農園がしています。
清水園 おくはるか
清水園 製造データ
栽培:製造工場から300mの畑
被覆:なし
摘採:2021年5月11日
萎凋:なし
蒸し時間:120秒 (浅蒸し)
火入れ:30分
清水園 つゆひかり
清水園 製造データー
栽培:製造工場より300mの畑
被覆;なし
摘採:2021年5月8日
萎凋:萎凋機で6-7時間
蒸し時間:120秒(深蒸し)
乾燥:30分