和紅茶とは?

日本国内で製造される紅茶、それが『和紅茶』です。

私たちが作る紅茶(和紅茶)は、煎茶と同じ茶葉をつかって作られています。

同じ畑でとれる同じ茶葉なのに、苦みや渋みのある煎茶に対して、甘みと強い香りをもつ和紅茶と、その風味はだいぶ異なります。これは製造過程が違う*からです。

また同じ紅茶であっても、インドやスリランカで作られているアッサム種の紅茶ともだいぶ違います。

アッサム種の紅茶が深いコクと強い渋みを特徴とするのに対して、中国種で作られる和紅茶は、ほのかな甘みと渋みの少ない味が特徴です。

それに加えて私たちの和紅茶は、品種による味、香りの違いを楽しむこともできます。

華やかな香りの「ゆめわかば」、旨味・甘みのつよい「ゆたかみどり」、まろやかな味わいの「ほくめい」など、品種による違いとともに、同じ品種の煎茶と和紅茶の違いも楽しんでください。

 

*煎茶は「蒸す」「拠る」「乾燥する」という工程を経ますが、和紅茶は「萎凋をかける(乾かす)」「拠る」「熟成する」「乾かす」という工程を経ます。