2018年度事業報告書

1 事業実施の方針

 

  NPO立ち上げ二年目にあたる2018年度には、これまで実施した各事業の着実な展開を図った。観光イベントに関しては、年間4回の開催に終わったものの、新たに神川町での有機大豆イベントを実施することができた。農産品輸出促進事業については、経済産業省japan brand 育成支援事業補助金を得たことで、飛躍的に発展した。イタリア、モンゴル、フランス、シンガポール、ロシアでの市場調査を行い、各国の市場特性を把握することができた。また、調査過程ではインポーターや茶専門店関係者との交流を行い、次年度の輸出実現に向けた関係構築ができた。また、農水省「緑茶輸出産地緊急対策」残留農薬分析事業補助金を得たが、年度末に交付決定がなされたことから、2019年度への繰り延べとなって、本年度の事業としては実施されなかった。新規商品開発事業に関しては、輸出に向けた茶製品の商品開発に着手した。文化的景観整備事業・農業遺産保全活用事業については、継続的に所有者の意向を把握してきたが、進展はみられなかった。商品制作販売事業は、原材料販売は多少、実現できたが、国内向け商品製作に関しては、損益を確認した結果、事業継続を断念した。

 

2 事業の実施に関する事項(2018年4月1日 ~ 2019年3月31日)

 (1) 特定非営利活動に係る事業

定款の事業名 事業内容

実施予定日時

実施予定場所

従業者の予定人数

受益対象者の範囲及び

予定人数

 

支出額

(千円)

観光イベント事業 「埼玉の旬を喰らう」ツアーイベント 4/1- 3/31 埼玉県  

首都圏

世界

45人

 
農産物・産地広報活動(英文hp・facebook作成) 4/1- 3/31 埼玉県 16名 世界 10000人 60
農産品輸出促進事業 狭山茶輸出支援-書類作成・hp制作・コンタクト 4/1-3/31   5人

埼玉県

世界

1000人 342
狭山茶海外市場獲得戦略策定(現地調査) 9/1~12/31 ロシア・フランス・シンガポール 5人 埼玉県 20人 860
狭山茶農薬検査費用 7/1~12/31 EU 6人

埼玉県

EU

30人 300
新規商品開発事業 狭山茶の新商品開発 6/1-3/31 埼玉県 2人 埼玉県 10人 58
文化的景観整備事業・農業遺産保全活用事業 入間市根岸集落の建物、環境調査(保有者の意向聴取) 4/1-3/31 入間市 2人 埼玉県 10人 0
商品製作販売事業 狭山茶商品の国内販売 4/1-3/31 埼玉県 2人 埼玉県 1000人 125

計1,752千円

(2) 特定非営利活動以外に係る事業

   なし

2018年活動計算書

2018年貸借対照表(2018年3月31日現在)