農業は、環境の面でも、食料供給の点でも、地域産業としても、とても大切なものです。
「農ある暮らしと環境」を維持するために、「業としての農」を守り、発展させていくことを応援します。
狭山丘陵で生産される「狭山茶」、北本市の「トマト」、深谷の「ネギ」、狭山市の「里芋」、三芳町の「さつまいも」、白岡市の「梨」、川島町の「いちじく」等、おいしい野菜果物が埼玉県には数多くあります。
あなたは、いくつ知っていますか?いくつ食べたことがありますか?
埼玉県は日本有数の農業県です。熱心に取り組む農業者も多く、優れた農産品が送りだされてもいます。ところが自分の住む地域で、どのような農産品が作られているのかを知る県民、市民は、意外に少ないのです。
身近に産出される優れた農産品を知ることは、農業の持続発展にとって大きな意味を持つとともに、人々の食文化を豊かにする上でも極めて重要なことだと「NPO法人埼玉農業おうえんしたい」は考えています。
農業生産(者)と消費(者)とのinteraction(相互刺激/意思疎通/相互理解/交流)を起こすことで、農業の活性化と生活の質の向上を目指して、2017年4月に「NPO法人埼玉農業おうえんしたい」が設立されました。
現在は主に、次の三つの活動を行っています。
1.「埼玉の旬を喰らう」
2. 農産品の輸出支援
3. 商品開発
私たちは、
ツアー型イベント「埼玉の旬を喰らう」(Seasonal event)
農作物の輸出支援(Support of export)
埼玉県産作物の新しい商品開発(Saitama crops)
という3つのS活動を通して、これからも埼玉県の農業の発展にコミットしていきます。
また、上記3つの活動以外にも、2018年には「狭山茶 SINGLE ORIGIN TEA ブランド化戦略プロジェクト」を立ち上げ、現在も継続して取り組んでいます。
1. 埼玉の旬を喰らう
各自治体と協力して、ツアー型イベントを年5回程度行っています。
農家を訪問し、収穫した作物を試食。苦労話を聞いたり、作業を見学した後は、美味しい昼食をいただきます。
地元産品への理解と愛情が深まればと願っています。将来は、外国人観光客のインバウンドにもつなげていきたいと思います。
次回イベント予定、過去の実績はこちら
2. 農産品の輸出支援
埼玉県の農家は、家族経営の小規模農家が多く、農家単独では輸出の煩わしい手続きを行うことは困難です。そのため、私たちが仲立ちして各国のバイヤーやショップと交渉を行い、輸出の手続きをしています。
世界の人々が、優れた埼玉の農産品に出会う機会をつくる活動です。これまでイタリア・フランス・・シンガポール・モンゴルに狭山茶を輸出しています。また、現在はポーランドと商談中です。
3. 商品開発
現代人の食文化や嗜好、デザイン感覚に見合った新商品を開発し、新規の購買層開拓を行っています。これは農産品と消費者との距離を縮める試みです。
これまで開発した狭山茶商品(「ちゃつみ」)は、ザ・ガーデン浦和店で販売し好評です。
また、イタリア向けのパッケージ開発を行っています。イタリア語のパンフレットを制作して、お茶のことを知ってもらえるように努めてもいます。
イタリア向けに開発したオーガニック狭山茶はヨーロッパ向けオンライランショップ(英語)でも取り扱っています。
梶島 邦江(代表理事)
亀﨑 美苗 (監事)
肥田 博子 (理事)
山田 智士 (理事)
山本 充 (副代表)
(2021年6月時点・あいうえお順)